騒音性難聴

大きな音がする環境に長時間いると、そのすぐ後で耳がキーンとして、人の話し声が聞き取りにくいという経験は、誰にでもあると思います。簡単に言うと、そのもっと重くなった症状が騒音性難聴です。

騒音性難聴は、騒音の下で長時間就業する人、例えば工事現場の作業員や工場勤務者などに多く見られます。こうした方たちは、勤務年数が増えれば増えるほど難聴も進行してしまいます。
このように職業を密接な関係にあるので、騒音性難聴は職業性難聴とも呼ばれます。

気が付いたらすぐ診察を

仕事の現場に毎日いると、だんだんと環境に体が慣れてきて、自分の体にどれだけの負担がかかっているのか、分からなくなることがあります。
そういったことを防ぐためにも、作業中は耳栓をする、防音具を着用するなど、工夫をすることが大事です。騒音性難聴は元に戻すことは困難だという事実を認識して、自分の身を守りましょう。

騒音のある職場では、特殊健康診断が行われており、難聴が発生した場合には、その障害の程度に応じて労働者災害補償保険法による補償(いわゆる労災)が行われています。
面倒だと後回しにせず、不調を感じたらすぐに申請書類の記入のために耳鼻咽喉科を受診してください。

しかし、何と言っても一番重要なのは難聴にならないように気をつけること。防音具は必ず使用しましょう。

また、今の時代は音楽をヘッドフォンやイヤーフォンで聞くことがほとんどのようです。あれも、大きな音を直接耳に伝えるのですから、聴覚には相当なストレスがかかり、難聴の原因になります
くれぐれも音量は抑えて、適度な音量で聞くようにしましょう。